AEDは、万能ではありません。

AEDは、万能ではありません。

人命救助をする上で、大切なのは、心臓マッサージや人工呼吸です。
ただ、心臓マッサージや人工呼吸は、
正しいやり方を覚えていないと、かなり難しい方法といえます。
講習を受けたことがある方は、おわかりだと思いますが、
心臓マッサージをするのにはかなりの力が必要です。
時には、肋骨が折れてしまうこともあるというのですから、その力は相当なものです。

また、人工呼吸もかなり強く息を吹き込まないといけません。
何度もやるとすぐに息切れしてしまうほどです。

その点、AEDは正しく装着すれば誰にでも簡単に使用できるという利点があります。
AEDの普及のおかげで、
社会復帰できるようになった人の数が増加傾向にあるのは間違いない事実でしょう。

しかし、AEDを使用したからといって、
倒れた方が必ず助かるということは残念ながらありえません。。
実際にAEDを使って、
正しく心肺蘇生法を実施したのにも関わらず、
うまく蘇生できなかったという例はたくさんあります。
周りにいる人間は「残念だったね」で済む話でも
蘇生をこころみた当人は、
「方法が間違っていたのだろうか?」「どうして助けてあげられなかったんだろう」と、
悩んでしまうといった話もあります。
人の命がかかっているのですから、
蘇生できなくても気にするなと言っても難しいと思います。
しかし、人命救助をしようとしたというその行為を感謝されることはあっても、
たとえ、助からなかったとしてもそれを責められるようなことは、あってはいけません。
何の医療知識もない一般人が「助けたい」と思い、一心に人命救助をしたのですから、
その行為は、ご家族の方にも理解いただけるはずです。
結果が伴えば最良ですが結果が思わしくないものでも
実践しようとした方の勇気は尊敬に値する行為だということを忘れないでください。

また、こういった場合、
蘇生をこころみ、失敗した人間は心に傷を負う場合もあると思いますので
国など公的機関がそういった人の心のケアも考えて欲しいですね。

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2008年1月27日|

カテゴリー:AED知識, 人工呼吸, 心肺蘇生法